タイヤチョイス (ロードタイヤ)
今回のJPT群馬3連戦で初めてFORMULA PRO TLR S-LIGHT を導入してみました。
さて、IRCのロードタイヤと聞いたらどう思いますか?
自分は正直あまり良いイメージを持っていませんでしたが、今シーズンからFORMULA PRO TL RBCC をメインに使用してきてそのイメージが変った。
タイヤは、レースでコーナーを攻めるためにはもちろん、快適にサイクリングをするにもしっかりと選ぶべきかと思います。
自分は今シーズンチューブレスタイヤをメインに使っています。最近のホイールはチューブレスに対応しているものが多いと思いますので自分のホイールがチューブレス対応であれば読んでいただけると嬉しいです。
ですが、完全なる主観なので参考にするかしないかは自分で判断してください。
まずサイクリングする人にオススメなのがFORMULA PRO TL RBCC 28c。(カタログ値 315g)
今25cなどのタイヤを使っていて28cを敬遠している人も28cの入るクリアランスがフレームやフォークにあれば是非試して欲しいです。たったの3mmしか違わないのに自転車にまたがり、フロントタイヤをみると安心感が違います。実際にコーナーや下りでもタイヤが太いので安定感が素晴らしい。ナビがオフロードを案内してきても「このくらいならいいか」と思えるぐらい余裕が出てきます。多分。自分はそうだった。
次にトレーニングするならFORMULA PRO TL RBCC 25c。(カタログ値 270g)
自分は28cでもいいのだが、レースの主流は多分まだ25c。なぜかって、それはやっぱり25cの方がタイヤ重量が軽く、漕ぎ出した時の反応が速いからだと思います。それにみんなが25cを使っていて自分だけ28cを使って負けた場合そこで言い訳をする可能性がある。言い訳の逃げ道を無くすために25cを使っているという面もあります。(もうこれは完全なる個人の精神面な話なので無視して構いません。)
レースで25cを使うのであれば、もちろん練習でも25cを使った方が良いのかなと思っています。とても安定する28cで下りやコーナリングの練習をして、いざレースで25c、さらにレーススピードで下りやコーナリングをすると不安になることがあると思います。「メッチャ細くね」ってなりますよ。(経験談)
そしてレースで使うならFORMULA PRO TLR S-LIGHT 25c。(カタログ値 220g)
練習タイヤでオススメした TL RBCC に比べて 57g(実測) / 50g(カタログ値) で軽い。
自分の場合は TL RBCC の場合でもシーラント約30cc入れて使っています。練習時に何かが刺さって小さな穴が空いた場合、シーラントで塞がることもあり、止まって修理することを考えると入れておいて損はないと思います。
話が少しずれましたが、練習でもシーラントを入れているためこの重量差がそのまま差になり、57g×2本(前後輪)=114g(実測) / 50g×2本=100g(カタログ値) の軽量化。
対パンク性や耐久性は少し落ちるかもしれませんが、タイヤはホイールの外周部。極端に言えば重りを紐につけて振り回すのに近いのか。いや違うかも。でも、ハブが114g重いのとタイヤが114g重いのは訳が違うと自分は思います。実験したわけでもないし、データ持ってるわけでもないし、特に調べてないのでただの主観ですけど。
とりあえずどのタイヤも自分が使った感じだと雨の下りのコーナーでも滑ることはないと思います。まだ滑ったことはないので。もちろん苔の上とかマンホールや鉄板の上でのコーナリングは別ですよ。どんなタイヤでも滑りそう。
グリップはもちろん転がり抵抗も気にならない。ドラム缶の上ではあまり良い評価ではないかもしれないが、自分はドラム缶の上でレースをするわけではないし、舗装路の上が主戦場。なんなら舗装次第で重さは変わると思います。これは下りやコーナリングのグリップの件でも言えることですけどね。日本の大半の道路なら大丈夫だと思います。自分は大丈夫でした。
自分のセッティングは5.5bar〜6.8barの間。体重は67-70kgといったところ。そしてトレーニングで使用している TL RBCC は、大体3000〜4000kmで交換しています。
人それぞれ空気圧に好みはあると思うし自分にあった空気圧を見つけるといいと思います。
別にIRCとかチームから書けって圧力があったわけではないです。笑
ただ、最近タイヤ話題だなと思って書いて見ました。
タイヤは消耗品ですし、いろいろなメーカーが色々なグレードやトレッド、カラーのタイヤを出しています。なので自分の用途に合わせて好きなタイヤを使うべきです。毎回違うタイヤを使うのも良いと思います。
どのリムにつけるかによってもタイヤの幅は変わってきますし、表記されているより細くなることも太くなることもあります。でもやっぱり、28cは快適でした。
今度タイヤを変えようと思った時にこの記事のことを思い出し、オススメタイヤを使っていただけたら嬉しいです。
IRC tire ロードタイヤページ https://ircbike.jp/product-list-cat/road/