Tour Alsace
イタリアのリビーニョというところで高地トレーニングをしていたら前々日の夜に監督からメッセージが。「明日の朝帰ってこい、明後日からレース決まった」と。こんな感じでバタバタしたまま始まった今回のステージレース。
チームはフランスでのレースは2度目ですが、前回は故障中だった為、今年初のフランスでのレース。
ツアーアルザスと言えば登りというイメージでなんとかして最終日まで残りたいという一心でスタートした。
第1ステージはプロローグ。3人のチームタイムトライアルで日本人3人で出走した。タイムはそこまで良くはなかったが、このレースに来る前の自分の体調を考えたら良かったと思う。
第2ステージは一応平坦基調。ゴールスプリントをする脚はなく、コンディションも良くなかったので集団で流れてゴールした。
第3ステージは山岳日。なんとかして最後の登りの麓までは行って少しぐらいは何かできたら良いなと思いスタート。しっかりと最後の登りまで行くことができ、そこでエースのファビオがメカトラ。自分のバイクを渡して仕事終了。彼のバイクはアウター固定だし、サドル高いしで大変だったが、近くにいてバイクを渡せたのは良かったと思う。
第4ステージは超山岳日。本当にキツかった。スタートから9kmの登りで斜度もそこそこありスピードが速い。登りでアタック合戦になってしまい結局1つ目の登りでは逃げはできず2つ目の登りへ。そこでドロップして復活もできず15人ぐらいの集団でゴールを目指した。登りは5w/kg 近くでこなし、下りと平坦は全開。すごくキツかったがこれを走り切れたことは良かった。
第5ステージは一番平坦。前日の影響もあり、カテゴリーがついてる山岳も丘ぐらいにか感じなかった。平均スピードも前日より10km/h 以上速くこれはこれでキツイレースだったが、落車の影響で遅れたエースを集団に戻すこともできたし、ボトルも2回運べたし最低限チームにプラスとなる走りはできたかなと思う。
そんなこんなで無事に終了。
今回はフランスということもあり、アマチュアで走ってたこともあり顔見知りの選手も何人かいて、「覚えてる?ノルマンディーで走ってた日本人」と話しかけて、元チームメイトに今日友達と再開したよとメッセージ。
そして今回アルペシンでMTBクロスカントリー選手の Samuel Gaze が来ており、よくレッドブルTVで観てるよ。と話しかけた。そして下りがすごく速かった。多分見えてる景色が違うんだろうなと思いながらタイヤをフォロー。同じところでブレーキして同じように曲がれば問題ないでしょ大作戦決行。
そして何より嬉しかったのは Steve Chainel 。第3ステージのゴール付近で「ヒジリ、ヒジリ」と聞こえて見てみるとまさかのシャネル。
こんな思いができたのも、Rapha Tokyoでのトークイベントに呼んでもらえて、繋がりを持てたからだと思う。その時連絡していただいたユフタさんをはじめ、関係者のみなさんありがとうございます。
次のレースに向けて準備していきます!